「無意識に売り込む」
< 無意識に売り込む >
人間の行動の約80%は"無意識"からきていると言われている。
匂いを嗅ぐ時に目を瞑る行動。
これも、嗅覚を研ぎ澄まそう! と思って意識的に目を瞑っているわけではない。
無意識的に目を瞑っている人がほとんどだ。
コンビニで募金をする、 何に募金したのか覚えている人はほとんどいないのです。
呼吸をするように、人間の行動は無意識に行われている。
ビジネスとは、見えないものを見るスキルが大切。
この見えないもの、それが人間の無意識、に詰まっている。
この80%の無意識を操れない会社は、倒産まっしぐらだ。
< 人間の集中力の話 >
現代人の集中力は8秒。2019年は12秒。 昔は15秒だったが、縮まってきている。
だからYoutubeの広告は5秒で終わる。
< ビジネスに無意識を組み込む >
・店内のBGM
デパートではゆっくりしたクラシックが流れている。
それはお客さんの歩くスピードを遅くさせ店内をゆっくり見てもら うためだ。
ゆったりしたクラシックを流すことで回遊率が上がるというデータがある
また、クラブなどではアップテンポの曲が流れている。
アップテンポな曲を聴くとお酒の消費のスピードが上がるという事 から。
このように我々は”無意識” のうちにコントロールされているのだ。
この無意識を理解するという事は、営業やキャンペーンよりも効果がある。
・色について
色が消費者に与える意識。
カラーマーケティング、 というのがある。
青…信頼を得る色、落ち着く
赤…衝動買い顧客を掴みやすい、購買意欲が上がる
爬虫類脳… 反射的な脳、食べられる、食べられない、死ぬ、 生きるを判断
きのこの色が黄色だったら食べたくない、 これは爬虫類脳で判断されている
意識に反射する細胞は45個
無意識的に反射する細胞は4500個もある、、、
無意識を攻略すること=ビジネスセンス=感動を起こせるセンス
感動させるというのは、感情を動かすもの=無意識を生み出すもの
何故笑う?何故泣く?何故怒る?感情は意識的には出せない
感情は無意識に出てくるもの
ということは、感動と無意識というのはいつでも結びついているのだ
期待値とのギャップ=感動の大きさ
このギャップをどう生み出すのか?というのを考えるのが大事である。
< 広告の話 >
人間が一日に広告に触れる回数は2000回
(電車広告、お店の広告、YouTube広告、CM等)
でも、そのほとんど覚えてない。
広告のいうのはウイルスと同じ。
免疫がつくとウイルスに感染しない。
広告の免疫がついてしまうとに、無意識にシャットダウンしてしまっている。
現代の人々は、無意識に広告を拒否している現状。
だから、広告の中の必要な情報を”無意識的”に入れないと、生き残れない時代!
< 広告の中に感動を >
AmazonのCMは、一言もしゃべらず、感動を生み出している。
AmazonのCMはこんなの↓
久しぶりに里帰りした息子。家にはお父さんの仏壇が。
倉庫にはお父さんが昔乗っていたバイクが眠っている。
お母さんと息子はそのヘルメットをかぶり、バイクでツーリングへ。
これは広告に免疫がついた人々に無意識的に拒否されないために、
広告じゃない広告をしている。ストーリーを生み出し、感動を与える。
それが結果的に広告になっているということ。
広告で感動を生み出す4つの事柄、スターの法則。
感動はこの4つのことだけ意識したら感動を生み出せる。
①SENSE…五感的な感動。きれいだ、美しい、おいしい、 いい匂い。
②Thinking…分からなかったことが分かるようになった!腑に落ちた! という感動
③Acting…できなかった事ができるようになった、努力した
④Relation…親切、一体感、尊敬
簡単に言うと↓
①五感の刺激がある
②新しい学びがある
③ストーリーがある
④人間的関係がある(人間対人間、という関係性にする)
この4つを意識すれば、感動が生み出せる
< お客様は知りたがりの面倒くさがり >
・とにかくシンプルな表現を意識しろ。
あなたのお店の強みはなに?と聞かれた時もあれこれ答えず、一つに絞る!
アマゾンのレビューは★マーク。見たらすぐ評価が分かるようになっている。=シンプル
・共感できるメッセージを心掛ける。
一人暮らしは寂しいよね→でもマンションペット飼えないよね、、と共感させる。
そこでペットロボットを売り出す。
また、ニッチメッセージというのも大事。
整体院はたくさん溢れている。「子どもの姿勢が悪いなら、子ども整体院。」
子どもの姿勢に悩んでいる層へ向けた、ニッチな層へのメッセージ。
・人間というのは理由を求めていない。
行列ができているコピー機にとある人が横入りしてきた
A…「すみません、先に使ってもいいですか?」ほとんど使わせない
B…「仕事でどうしても今必要なので、使わせてもらえますか?」→42%が使わせた
C…バタバタと息切れをしながら走ってきて「先に使ってもいいですか?」→42%
このように、理由を明確に言うのと言わないのとでは結果は変わらない。
人間が求めているものは「理由」じゃないことが分かる。
上記のことを頭に入れ、お客様が無意識に購買していくような、
広告だったりブログだったり、サービスを作っていきましょう~~~~~。